Bitter Life

30歳から始めた妊活、不妊治療の記録です。人工授精、体外受精、人工死産、胎盤遺残、その後の妊娠について書いています。

久しぶりの更新とご報告

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半年ぶりの更新になります。
早いもので娘も10ヶ月になりました。
前回の記事の最後に書いた、もう少し書きたいことというのは、
産前に購入したものリストの答え合わせ的な内容だったのですが・・・
それよりも急遽記事にしたいことができました。

結論から書くと、二人目妊活を始めたところ、自己タイミング1周期目で自然妊娠することができました。
現在7週の心拍確認済み、予定日は1月中旬になります。
予想外のスピード感に、正直戸惑いを隠せません。
苦節3年半、死産からの胎盤遺残、移植3回という経歴の持ち主なので、
「こんなにも早く授かれるとは思っていませんでした」・・・という某芸能人のコメントを反芻させております。

 

産後半年での経過観察

まずは産後1ヵ月検診で「産後半年くらい経ったら子宮腺筋症を診てもらったほうがいい」と言われていたため、婦人科を受診したのが2月。(産後7ヵ月)
そこでの結果はチョコレート嚢胞は小さい状態、腺筋症も確認できるものの
「この程度なら自然妊娠できるんじゃないですか?」とのことでした。
でも年齢を考えたら急いだほうがいいとも。
正直自然妊娠できるの言葉を、真剣には受け取りませんでした。
それを通院していた東京の不妊治療専門のクリニックで言われるならまだしも、
ここ地方の不妊専門でもない産婦人科だし・・・。
逆に東京時代の通院ではまだ若いから大丈夫の言葉を何回かかけられたこともあって、
年齢的に急げのほうにグサッときた。
タイミング法を試すのにここに通院することもできたかもしれないけど、
混んでいることもあり自己タイミング→移植再開の意志が固まりました。
ここでの通院はこれで完結します。

 

妊活スタート

さて離乳食も3回食が定着し、支援センターには週3くらいでお世話になったりと、
少しずつ娘も一人遊びできる時間も増えてきて・・・
生活のリズムができてきたこともあり、妊活を始めることにしたのが4月。
しっかり夫と相談していたわけではなかったけど、
わたしのなかでは自己タイミングを3周期くらい試してみて、
娘が1歳頃になったら移植再開、丸2歳差前後で二人目を出産できたら・・・くらいに考えていました。
アプリはルナルナを使用。
これは参考にするためというより記録用にインストールしました。

 

初めて見た陽性

5月になり、生理予定日から4日過ぎたところでおや?と徐々にそわそわ。
けれどこのくらい誤差の範囲内なのでは。
フライング検査は否定派なのと、真っ白な検査薬を見てショックを受けたくないので予定日一週間以上経ってから検査すると心に決めていました。
そして迎えた予定日から8日後。
人生で初めて見た陽性の検査薬に嬉しいよりも
え!?こんなあっさり妊娠できるの?
この3年半なんだったの!?
一人目もこのくらいで授かりたかった・・・!!!
という気持ちでいっぱいに。

もちろん一人目で妊娠できる身体の基盤のようなものができたからこその結果だとは思うのですが、
嬉しいよりもなんだか悔しさが先行してしまった。

その陽性確認から2日後にクリニックを受診し
正常妊娠と胎嚢確認(5週6日)、
一週間後に心拍確認(6週6日)でき現在に至ります。

 

その他、書きとどめておきたいことやひとり言

・自然妊娠できたのは、やはり一度(最後まで)妊娠できた要素が大きいと思っています。
チョコレート嚢胞は特にそうですが、生理を重ねるほど悪くなるのは有名なお話。
子宮や卵巣にとって妊娠している状態が一番休まっている状態だそうで。
昔は早い年齢から出産して兄弟が多いのが珍しくない時代だったので、
婦人系の病気は少なかったと聞いたことがあります。

・夫には(どうせ気にしてないだろうし)生理が遅れていることをあえて報告せずに、
もし陽性だった場合びっくりさせて鼻をあかしてやりたいくらいに考えていたのですが、
腹が立つことに検査薬をやろうと思っていた直前になにか察したものがあったのか、
「そういえば生理きたの?」と聞かれてしまいました。
サプライズ計画は失敗に終わった・・・。

 

・無事に出産できれば娘とは1歳半差。
わたし自身が弟と年子(1歳5ヵ月差)でして、母に「年子で本当に大変だった」と聞かされながら育ったのに、まさか自分も同じ道をたどるかもしれないなんて。
実家も義実家も頼れない環境で年子育児って、自分のキャパ的には大丈夫なんだろうか・・・。

 

・このたびは里帰り出産もしない予定。
そのかわりじゃなけど、総合病院にもこりごりなので、
できれば無痛分娩できる個人の産院で産みたい。
これも体外で妊娠だった場合、リスクを考えて泣く泣く総合病院にした可能性もありました。

 

・リスクといえば、自分は体外受精のリスクと説明された
絨毛膜下血腫(のちに死産の原因に)
胎盤遺残
出産時の出血量多量(1リットルくらい)

を実際に経験しました。
体外受精でも問題なく順調な経過・出産できればよかったですが、
この経緯もあって自然妊娠にはスムーズさを期待してしまう。

 

・移植再開するとしたら片道2時間かけて東京のクリニックに通うのに、
娘を連れていくかどうかも悩ましかったのでそこはちょっと一安心。
クリニックは院長が一人でやっているこじんまりしているところで、
子連れ禁止ではないものの、不妊治療専門ではあるし肩身は狭い。
一人目不妊だったら連れてこないでほしいと思われても仕方ない世界。
通院していたとき子連れのかたも多々見かけていたのですが、
不快より一人目も体外なのか二人目不妊なのか気になるという目で見てました。

 

・周りでも「一人目は時間かかったけど二人目はすぐできた」という方々の声をたまに聞いていて。
自分もあやかれたらいいなという気持ちはあったけど・・・
「でもそういう人って一人目でも高度治療までやらずに授かってるんでしょ?」というひねくれた感情もあった(笑)

 

・生理は2月に再開したので3回ありました。
母乳の出が悪くなってきたと感じてきたところで再開したので、
(たまたまかもしれないけど)身体ってすごい。
4~5月は母乳はもう一日1~2回程度で、ミルクよりの混合だったしいつやめてもいいくらいだったのをダラダラ続けていたのですが、これを機に卒乳しました。
妊娠・胎嚢確認に行ったときに医師に「流産の原因にもなる」と脅されたので;

 

・三人目についてはまだ夫と話し合ったことはなく、
わたし自身二人姉弟で三人に憧れはあるものの、
前提としてそもそも不妊、年齢と経済的なことを考えると無謀かな?とも思う。
二人目は夫は変わらず女の子希望、わたしはできれば男の子希望なので、もし女の子だったら男の子も欲しいとか思うような気も・・・。
これが最後の妊娠と出産になる可能性もあります。

 

次回の更新は未定です。
なにか特別に書きたいと思うことがない限り、
娘のときのように健診レポも書くつもりもありません。
便りがないのは元気な証拠といいますか、
あまり考えたくないですがなにかあったほうが更新すると思います。
夢にまで見た自然妊娠、どうかこのまま経過も順調で年明けに無事に出産報告できる未来でありますように。