Bitter Life

30歳から始めた妊活、不妊治療の記録です。人工授精、体外受精、人工死産、胎盤遺残、その後の妊娠について書いています。

9w 流産手術

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自然妊娠できて喜んだのもつかの間、9週で心拍が止まり流産となりました。
流産手術を中心に、備忘も兼ねて記録します。

 

これまでの経過まとめ

5/22 検査薬で陽性(生理予定日から8日後)

5/24 CL受診 正常妊娠・胎嚢確認(5w6d)

5/31 CL受診 心拍確認(6w6d)

6/7 CL受診 異常なし(7w6d)

6/18 出血あり(付着程度)(9w3d)

6/21 CL受診 出血あり、心拍停止・流産の診断(9w6d)

6/22 流産手術

6/29 CL受診 経過確認

7w6dでは異常なし

6/7(7w6d)に受診した際に、次回予約は不安なら1週間後、
特に大丈夫なら2週間後の診察予約がとれると言われる。
特に気になることもなかったことと、待ち時間が長く娘を連れての受診が大変だったこともあり、2週間後を選択。
母子手帳を発行してもいい許可が出て、次回から妊婦健診になるそう。
このとき分娩予約に関する書類ももらったのですが、その中にあった
この先1~2週間以内の流産は10%(10人に1人)
妊娠末期の子宮内胎児死亡は200人に1人
にそんなに多いんだ・・・と思ってしまった。

つわりは娘のときよりは軽いものの、胸やけとにおいづわり。
6/13頃がピークで体調が悪かったので、おそらくこの時点(8週)ではまだ心拍はあったのかなと考えています。

6/18(9w3d)に出血がありました。
鮮血ではあったけど、腹痛もなし、量も付着程度。
大丈夫かな・・・と不安に。

流産宣告

6/21(9w6d)、この日から妊婦健診の予定でした。
この日も付着程度の出血。
出血があったことを受付で伝え、血圧、採尿、体重測定を済ませる。
内診へ呼ばれ、先にクラミジアなどの検査。
医師にも出血があることを直接伝える。
「ちょっと出血があるのですが・・・」
「本当だ、出血してるね」
「これはちょっと流産とかよくない傾向ですか?」
「それは今から確認してみないと・・・」
エコーに切り替わる。
画面が切り替わった瞬間に動いていないように見えたけど、
週数的にまだ拡大しないと見えないのかな?とも思った。
「ああ・・・心拍止まっちゃってるね」
「え!!!ほんとですか!?」
「何人も診てるし、間違えないよ。
本来ならここで心拍が動いているのが見えるんだけど・・・
動いていないでしょ?(拡大する)」

「・・・・・・そうですか」

涙は出ませんでした。
無事に出産まで至れないのなら、流産でよかった。
死産じゃなくて本当によかった。
でもこういう言い方は、せっかくきてくれた子に失礼というか、よくない言い方かな。
思いがけない自然妊娠だったこともあり、なんなら移植して陽性後に流産になったほうがもっとショックだった。
そんな気持ちでした。

流産手術は早いほうがいいと言われ、翌日か翌々日の選択が迫られて。
夫とも連絡が取れ翌日に決定。
そのあとは手術の流れの説明や、採血、心電図などの検査を受けました。

注意事項

流産手術はほぼほぼ採卵の流れと一緒でした。
ネイル、化粧、コンタクトレンズ不可。
前日は22時から飲食禁止。
嘔吐してしまったときに窒息の危険性があるためらしい。
水も飲めないのはなかなかせつなかった。

子宮頸管の拡張処理

翌日の手術当日はまず9時に来院指示があり、夫と娘と三人でクリニックへ。
夫にも同席してもらったうえで、もう一度エコーで間違いないか確認。
そのまま子宮頸管を拡げる処置のラミナリア。
これも死産以来で、あのときは本数も多かったせいもあるけれどトラウマレベルですごく痛かった。
医師からスタッフへの「Lください」Lサイズ・・・!?と一瞬こわばってしまったけれど、
そこまで痛みを感じずに終了。
よかった・・・。
手術はお昼からなので、いったん帰宅。

流産手術(子宮内容除去術)

12時に再び来院。
本来なら付き添いが必要で、院内で待てるのでしょうが、
感染対策のため夫と娘は車か近所で待機が必要らしい。
けれど、夫も在宅での仕事があったのと、クリニックまで車10分の距離だったこともあり、帰宅許可をもらう。

わたしだけ初めて入る入院病棟へ案内される。
角部屋のベッドが2つ置いてある個室でした。
お手洗いへ行き、術衣に着替える。
(術衣の下はなにも身に着けない)
そのまま、手術室のような部屋へ移動。
分娩台に横になり、心電図や点滴の準備が整う。
手術自体は静脈麻酔で眠っている間に終わってしまう3~4分の手術で、静脈麻酔も採卵以来。
心電図があるからもしかしたら仕方ないのかもしれないけど、
医師がくるあいだ、胸元も下も全部丸出しのはだけた状態で待機しているのが地味に嫌でした(泣)
下はしょうがないにしろ、胸元丸出しはきつい・・・。
医師が来て、足を台の上に上げて、さらにベルトのようなもので固定される。
マスクは直前ではずしてもいい許可が出た。
徐々に麻酔の点滴が落とされ、
「眠くなったらそのまま寝ちゃってくださいねー」と女性スタッフの声が。
採卵のときはキーンと耳鳴りがして強制的に眠った感があったけど、
今回は自然に寝落ちた感覚でした。

夢を見てました。
一面オレンジ色の背景に、娘をだっこした夫がブランコに乗っている夢。
(オレンジは当日持参したバッグの色で、ブランコはGWに三人で公園に行ったときに娘と夫で乗りました)

手術直後

目が覚めるというより、起こされて、まず嘔吐。
このために前日から飲食禁止なんですね。
ぐらんぐらんする頭と身体で、「え、うそ・・・採卵のときは吐かなかったのに」とは思った。
目もまともに開けられないくらいなので、あいまいですがおそらく車椅子で個室のベッドまで運んでもらいました。
身体はひどい二日酔い状態の感覚に似ていて。
定期的にスタッフが見にきて、そのなかで途中で暴れたので麻酔を増やしたことを知る(汗)
まったく記憶にはないけど、わたし暴れたのか・・・?!
けれど、特に気にする必要もないというか麻酔がかかった状態ではよくあることらしい。
人それぞれで、笑い転げる人もいれば、
医師と会話しだして、本人はまったく覚えていないとかもあるそう。
術後すぐは本当に気分が悪かったけど、
麻酔が抜ける感覚は、採卵より早い気がしました。
寝たり目が覚めたりを繰り返して、水分の点滴も終わり、帰宅許可をもらう。
近くの部屋から赤ちゃんが泣いている声が聞こえてきて、娘の顔が見たくなった。

出血は少なめ

16時に夫に迎えに来てもらって帰宅しました。
(麻酔を使うので車の運転は不可)
薬は感染予防の抗生剤が一日4回(朝、昼、夜、就寝前)、2日分。
出血は、手術直後にあててもらったパットには生理終わりかけくらいの出血がついていて。
その後ナプキンに替えたけど、ほぼほぼ止まっていてその後も少し茶おりがつく程度。
持ち物にナプキンと生理用ショーツとあったけど、後日含めて全然使いませんでした。
(結構出血するのかなと思って、実は出産のときのお産用ナプキンまで持参してしまった)

術後経過は問題なし

流産手術からちょうど一週間後の6/29に、経過観察で受診。
内診してもらい、特に現時点では問題はないようで一安心。
念入りにこちらから「胎盤遺残になったことがあり、大丈夫そうですか?」と聞いてみたけど、
「それは生理がこなかったらそういう可能性もある」というご回答をもらう。
この返事に若干モヤモヤが残ったものの、死産のときは一週間後の診察ではっきりと胎盤遺残のことを言われたので、
とりあえず問題はないと思うことにした。
妊活は次の生理がきたら再開してもいいそう。
何周期も空けなくていいのは助かる。
7月中にはくるといいな。

流産後の気持ちと今後

流産が発覚する前の週に誕生日と結婚記念日があり、35歳、結婚8年目を迎えました。
少しずれてたら誕生日に流産手術・・・なんて可能性もあったので、
重ならなかったことは少し救いです。
妊娠したことはTwitterと頻繁に連絡を取るような友人数人のみで、
実家・義実家にも報告していませんでした。
(夫は義実家へは流産が発覚した日の健診で無事なら報告するつもりだったようです。
わたしは自分の実家へは8月頃帰省したタイミングでいいかと思っていた。)
もし今後妊娠できたとしても、やはり報告のタイミングは慎重にならねば・・・。

今後はもう少し自己タイミングで挑戦してみて、
リセットなら移植再開を検討する予定です。
もちろん自然妊娠できれば一番いいですが・・・
授かれない場合、自然妊娠にこだわって月日が経っていくのも避けたいところ。

流産になってしまったけど、初めての自然妊娠で嬉しい気持ちもたくさんもらいました。
この先に対しては、またダメなのかな、という不安半分と、
次こそは、と期待半分の気持ち。
未来はどうなるかわからないけど、もう少し頑張ろう。