Bitter Life

30歳から始めた妊活、不妊治療の記録です。人工授精、体外受精、人工死産、胎盤遺残、その後の妊娠について書いています。

【東京都】不妊治療の助成金ってこんなにもらえるの!?区市町村別の不妊治療助成金一覧

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目次

 

今回は夫婦共同で作成した記事を載せています。

わたし自身、体外受精の治療を本格的に初めてその費用の高さに改めて驚きました。

始める前から巷の噂は何となく聞いていたので、治療費は結構かかるんだろうなと思っていましたが、なぜ体外受精治療に踏み切ったのか・・・

 

理由のひとつは住んでいる自治体から「助成金」がいただけるからです。

「助成金」と聞くと何か悪いイメージを持つ方もいると聞いたことがありますが、要件さえ合えば各自治体からいただける公的なものですので活用できるものは活用させていただくことにしました。

 

 

不妊治療の助成金の種類

一般的に不妊治療とは、不妊検査→タイミング法人工授精体外受精の形でステップアップしていくと思います。

不妊治療の助成金はお住いの自治体によって不妊検査の段階から助成して頂ける場合が出てきます。 

 

不妊治療の助成金には大きく分けると

 

・一般不妊治療助成金(タイミング治療・人工授精等)

・特定不妊治療助成金(体外受精・顕微授精)

 

の2種類があります。

私たちも治療を始める前は「体外受精をすれば助成金を使うことができる」くらいの何となくの知識しかなく、治療前に(主に夫が)色々調べ、これだけいただけるなら挑戦しようという事になりました。

この記事では我が家も先日申請した特定不妊治療体外受精)についての助成金について書きたいと思います。一般不妊治療助成金については都道府県・各市町村によって条件や金額も様々違うようなのでお住いの自治体に確認してみてください。

 

一応こちらでも一般不妊治療助成金についての記事を書いています。

 

www.bitterlife.site

  

不妊治療を考えている方、実際に挑戦している方には様々な状況の方がいらっしゃいます。また治療内容もどこまで進んだかによって助成金の金額も変わってきます。

この記事では体外受精に挑戦するか迷っている方や興味ある方が一歩踏み出す勇気・きっかけになっていただければという趣旨で書いてますので、とある「モデル例」を元に書かせていただきます。

それぞれのご自身のご状況や不妊治療の内容・治療回数・治療費総額・時期・年度・各自治体により条件は様々変わる場合がありますので、最終的な確認はそれぞれ自治体のホームページや直接のお電話にて確認してくださいね。

ここではあくまで目安としてご覧ください(^^

 

  

東京都からの助成金 (※2018年10月現在)

 

私たちは東京都内に住んでいますので、まずは東京都について調べてみました。

以下は助成を受けるための要件です。

 

次のすべての要件を満たすことが必要です。

  • 特定不妊治療(体外受精・顕微授精)以外の治療法によっては妊娠の見込みがないか又は極めて少ないと医師が診断したこと。
  • 指定医療機関で特定不妊治療を受けたこと(1回の治療の初日から終了まで指定されていることが条件です。)。
  • 申請日の前年(1月から5月までの申請日については前々年)の夫婦の合算の所得額が730万円未満であること。

 婚姻している夫婦の場合

  • 申請日現在、東京都内(八王子市の区域を除く。)に住所があること。ただし、夫婦のいずれかが都外(国外除く。)在住の場合は、所得の多い方の住所地が申請先となります。申請期限や必要書類は自治体によって異なりますので、必ず、申請先の自治体にご確認下さい。
  • 治療開始時に婚姻していない又は下記の事実婚の要件を満たしていない場合は、申請日現在婚姻していても助成対象になりません。

 事実婚の夫婦の場合

  • 「1回の治療」の初日から申請日まで夫婦が継続して東京都(八王子市の区域を除く。)に住民登録をいること。
  • 住民票の続柄に夫(未届)、妻(未届)等の記載があり、他に法律上の配偶者がいないこと。
  • 平成30年4月1日以降に開始した「1回の治療」から対象となります。

東京都特定不妊治療費助成について詳細はこちらからどうぞ

☟☟

東京都特定不妊治療費助成の概要 東京都福祉保健局

 

 

モデル例:

東京都港区在住。妻が30代後半で初めて体外受精に挑戦。

世帯年収が500万で治療ステージB※で妊娠判定日まで進んだAさんの場合。

(※治療ステージについてはブログ下部参照)

 

上記要件に該当していればとのことですので初めて体外受精治療したAさんにはまずは東京都から30万円の助成金がいただけます。

 

モデル例にも赤字で書きましたが初めて体外受精に挑戦する場合、2回目以降より上乗せして助成金がいただけるようです。

これは初めて挑戦しようとする方にとってはありがたい制度ですよね。

その他ひっかかりそうな点は夫婦合算の所得制限のところでしょうか。

これは単純に控除前の金額や控除後の金額ではありませんのでこちらで確認してください。

☟☟

所得額について 東京都福祉保健局

 

ちなみに我が家は計算するまでもなく余裕でクリアしておりました・・・。

たまに助成金はうちは対象外なので~とさらっと書いてあるブログを拝見すると格差を感じます^^;

 

 

区市町村からの助成金(※2018年10月現在)

 

東京都からは助成金がいただけることがわかりましたが、住んでいる場所によってはさらに助成金がいただける場合もあるようです。

受給要件のひとつに基本的に「東京都」から受給している方が対象になるところが多いようです。

以下東京都の各自治体です。

 

 

初めて特定不妊治療を受ける方で

治療1回につき最大

                         1年度あたり最大(円)

  30年10月現在 東京都 市区町村
23
千代田区 30万 15万 45万
中央区 30万 10万 40万
港区 30万 30万 60万
新宿区 30万 × 30万
文京区 30万 10万 40万
台東区 30万 5万 35万
墨田区 30万 × 40万
江東区 30万 10万 40万
品川区 30万 5万 35万
目黒区 30万 × 30万
大田区 30万 × 30万
世田谷区 30万 10万 40万
渋谷区 30万 × 30万
中野区 30万 × 30万
杉並区 30万 5万 35万
豊島区 30万 5万 35万
北区 30万 × 30万
荒川区 30万 × 30万
板橋区 30万 5万 35万
練馬区 30万 5万 35万
足立区 30万 × 30万
葛飾区 30万 15万 45万
江戸川区 30万 × 30万
青ヶ島村 30万 × 30万
昭島市 30万 3万 33万
あきる野市 30万 5万 35万
稲城市 30万 3万 33万
青梅市 30万 × 30万
大島町 30万 × 30万
小笠原村 30万 × 30万
奥多摩町 30万 15万 45万
清瀬市 30万 3万 33万
国立市 30万 5万 35万
神津島村 30万 10万 40万
小金井市 30万 × 30万
国分寺市 30万 3万 33万
小平市 30万 × 30万
狛江市 30万 × 30万
立川市 30万 × 30万
多摩市 30万 × 30万
調布市 30万 1万 31万
利島村 30万 × 30万
新島村 30万 × 30万
西東京市 30万 × 30万
八王子市 × 30万 30万
八丈町 30万 × 30万
羽村市 30万 5万 35万
東久留米市 30万 × 30万
東村山市 30万 × 30万
東大和市 30万 3万 33万
日野市 30万 × 30万
日の出町 30万 5万 35万
檜原村 30万 × 30万
府中市 30万 × 30万
福生市 30万 × 30万
町田市 30万 × 30万
御蔵島村 30万 × 30万
瑞穂町 30万 × 30万
三鷹市 30万 × 30万
三宅村 30万 × 30万
武蔵野市 30万 × 30万
武蔵村山市 30万 3万 33万

 

 

港区だけ破格です!

さすが全国で一番平均年収が高い自治体だけありますね。税収も多いのでしょう。

八王子市は少し特殊ですので詳細は市に直接ご確認ください。

 

モデル例Aさんも港区在住ですので東京都からの30万と港区からも最大30万。。。

合計で最大60万円もいただけるようです。

不妊治療の治療費で悩んでいる方にとってはとてもありがたい( ;∀;)

 

我が家も区市町村から+αでいただける所に住んでいますので、東京都から受給決定通知書が届いたら住んでいる自治体に申請予定です。

区市町村で助成金がいただける所にはそれぞれリンクが貼ってありますので、詳細確認は必ず各自治体のホームページ等でご確認くださいね。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

わたしもそうでしたが不妊に関する悩みはデリケートに感じる部分も多く、周囲の人にはなかなか相談できない方も多いと思います。

そんなときはネットで色々情報を探さなければいけないわけで・・・。

わたしも色々な方のブログや情報を拝見させていただき、不安と戦いながらここまでたどり着きました。

現在タイミング法や人工授精に挑戦しているがなかなか妊娠せずステップアップを考えている方や、これから不妊治療に望もうとしている方が、この記事を見て金銭面の悩みや疑問に関しては解決でき、その後の治療に1歩踏み出す勇気やきっかけになればわたしも嬉しいです。

 

まずは私が住んでいる東京都を調べましたが、せっかくなのでこれから

47都道府県全部の市町村について 全て 調べるつもりです!

(宣言してしまったぞ大丈夫か・・・私たち・・・。そして暇人なの?という声が聞こえてきそうです

東京都以外にお住まいの皆様気長にお待ちください(^^

 

 (改めてにはなりますがそれぞれのご自身のご状況や不妊治療の内容・治療回数・治療費総額・年度・時期・各自治体により条件は様々変わる場合があります。また特定不妊治療の助成金はなくても一般不妊治療の助成金は頂ける市町村もあるようです。最終的な確認はそれぞれの自治体のホームページや直接のお電話にて確認してくださいね。当ブログでは助成金についてのトラブルに関しては一切責任は負えませんのであくまで目安としてご覧ください。) 

 

 

 

 

※特定不妊治療ステージ参考表

 

治療ステージ 治療内容
A 新鮮胚移植を実施
B 凍結胚移植を実施
C 以前に凍結した胚を回答して胚移植を実施
D 採卵した卵が得られない、または状態の良い卵が得られないため中止
E 体調不良により移植の目処が立たず治療終了
F 受精できず、または胚の分割停止・変性、多精子受精などの異常受精により中止
G 卵胞が発育しない、または排卵終了のため中止
H 採卵準備中、体調不良等により治療中止