Bitter Life

30歳から始めた妊活、不妊治療の記録です。人工授精、体外受精、人工死産、胎盤遺残、その後の妊娠について書いています。

16w3d② 再入院1日目 涙

※暗い内容も含みますのでご注意ください。

 

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16週3日② 再入院1日目(前回の記事の同日その後)日曜 

 

部屋の準備ができたので車椅子で病棟に移動。
前回の一般病棟ではなく、違う階の産科病棟だった。
案内された部屋は「分娩準備室」の、窓側はいない2人部屋の手前のベッド。
16週の自分が使うにはおかしい嫌な響きだと思った。
お腹が大きい人と同じ病室にされても嫌だったけど。
テレビカードを買わなくても冷蔵庫とテレビが見放題で驚いた。


夫が戻ってきて、さっきの時間外のところで某芸能人とその旦那を見たと言われる。
こんなときでもわたしも見たかったと思う、根が田舎者精神。

 

また再入院になったことを、近々の予定を入れていた人など最低限のところには連絡。
状況まで教えたり教えなかったり。
教えたところには正直信頼しているから話した。
わたしが逆にこんなこと連絡してこられても反応に困ると思うのに、甘えてしまった。

 

我が家は同じ家に住んでいても私物は各自で管理。
夫に持ってきてほしい荷物を置き場所付きでメモにして渡す。
軽くでも荷物まとめてからくればよかったな。
「16週で破水しても産んだ人もいるみたいだよ」(このときは破水の種類まで把握していない)ってネットの情報を教えてくれたけど、、、
生まれてこれたとしても赤ちゃんは健康なの?五体満足なの?って思ってしまった。
障害に怯えて出生前診断すら受けようかやめようか迷ったくらいなのに、
批判承知で書くとどんなかたちでもいいから生まれてきて欲しいなんてわたしは思えない。
あとから「16週 前期破水」で検索して後悔した。
産めた人もいるんだろうけど妊娠・出産が身近な奇跡ならそれを上回る奇跡、健康かどうかも別問題で「そういう症例も報告された」レベルなんだと思った。

 

この日は気持ちの整理もつかなくて、何回泣き出してしまったか覚えてないくらいで。
2人か3人、看護師さんが気を遣って「今回は急でびっくりしたと思うんですけど・・・」みたいに触れてきたら、もうスイッチが入ったように泣いて泣いて。
かえって意識するから言わないでくれてよかったよ・・・。
ほんとに一人部屋状態でよかった。
こんなのと同室だと迷惑だよ。

 

感染症を防ぐために朝晩の1日2回の抗生剤の点滴も始まる。前回の入院時と同じセフメタゾール。
「分娩準備室のご案内」に破水されている方への項目がある。
安静度の行動範囲は準備室内のみ。
家族以外、ラウンジでの面会も不可。
前回の入院は病棟内フリーだったからラウンジにも行けたり、シャワーやコインランドリーも使えた。
監禁・・・じゃなくて軟禁みたいなもの。
病棟内フリーだったとしても、他の妊婦さんや赤ちゃん見たくないしちょうどよかった。


もちろん診察時の移動も車椅子。
前回点滴があっても針を交換する4日に1回シャワーが使える説明があったけど、感染予防のためいっさい不可。
身体を拭く蒸しタオルが渡されるのと、足湯、シャンプー、休みというサイクルで最低限きれいにできるらしい。
ナプキンはトイレに備え付けのお産パッドを使って、おりもの程度でもなにかついたら捨てずに袋に入れて提出してほしい指示が出る。
お産パッドも生理二日目夜用くらいの大きさと厚さがあるので蒸れやすい。
正直おりもの程度で使って提出もするのは抵抗はあったけど、いつどうなるかわからないのは確かでちゃんとやった。
食事制限はなし。
スマホも通話するときは同室の方に配慮しながらとあるけど、いないから実質通話もし放題。
消灯時間もあってないようなもの。

 

夜にドップラーで赤ちゃんの心音も確認した。
何も聞こえてこない、亡くなってたらどうしようって思ったけど、いつもの音はちゃんと聞こえた。
陣痛がきてしまう可能性もあるらしい。
陣痛ってどれぐらいの痛みや苦しみなんだろう。
夜はあまり眠れなかった。