Bitter Life

30歳から始めた妊活、不妊治療の記録です。人工授精、体外受精、人工死産、胎盤遺残、その後の妊娠について書いています。

産後54日目 東京に残る決意② 救急車を呼べるのか?

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(前回の記事の同日その後)

ビジネスホテルまでの移動中の車内、忠告された。


「もし次あのくらい出血したらすぐ救急車を呼んで。
タクシーも乗車拒否されるだろうし、都内の信号の数や交通量を考えたら救急車じゃないと間に合わないよ」

 

一昨日はたまたま祝日で夫も一緒にいるときで、すでに車にも乗っていた。
救急車を呼ぶより直接病院にむかったほうが早いと思ったからだ。
夫だって今後24時間一緒にいるわけじゃない。
一人でいるときに大出血が起こる可能性だってあるのだ。
腹痛みたいな前兆もいっさいなくて、本当に突然だった。

 

想像して、パニックにならないか怖くなった。
救急車なんて呼んだことも乗ったこともない。
何番に電話をかければいいのかすら、とっさには出てこなかったことを思い出す。

 

「救急車を呼ぶ」ということにすごく抵抗がある自分がいる。

 

「必要かどうかちゃんと判断できるだろうか」
「本当に必要なら仕方ないけど、タクシー代わりに呼んだと思われたらどうしよう」
「場所によっては見世物状態、大騒ぎになってしまうのではないか」

 

めちゃくちゃ考えた・・・。
想像しただけで気が滅入る・・・。

 

ビジネスホテルに到着する。
救急車の呼び方を調べる。
すぐに台本メモを作った。

 

「119にかける。
(火事か救急か聞かれる)
救急です。
住所(現在地)、目印を伝える。
胎盤遺残があり、かなり出血しています。
〇〇区の某病院がかかりつけ医です。

 

ゆうな(本名、フリガナ)
夫(名前、フリガナ、電話番号)」

 

はたから見たら「そこまでするの?大げさじゃない?」って思われそう。

 

でももしパニックになってもこれを見れば、必要なことはちゃんと書いてある。
最悪しゃべれない、動けない状況になったとしても、誰かにこれを見せてもいい。
使わなかったら使わなったで、それはそれで「よかったね」で終わる。
このメモを母子手帳にはさんで常に持ち歩くことにした。
今度のお守りはこれだ。

 

(ちなみに救急車を呼ぶときはまず傷病者の状態を告げるより、先に住所や現在地を告げるのが大事だそうです。
場所がわかった時点ですぐに現場に向かってもらえるから、と勉強になりました)

 

「出産は命懸け」なんてよく言うけど、実感なんてわいていなかった。
こんな状況になって、命懸けの重みに気付く。

 

いまのことろ体調はいつも通り。
ただ点滴がとまらないようにと腕を曲げないように意識して寝たせいで、左肩の肩こりが恐ろしいことになっている。
落ち着いたらマッサージ店に行きたい。
そして癒されたい、癒されたいよ・・・(泣)

 

(後日マッサージに行きました。身体がガチガチすぎて痛くてあまり癒されず(笑)でも少し楽になったのでよかったです。)