Bitter Life

30歳から始めた妊活、不妊治療の記録です。人工授精、体外受精、人工死産、胎盤遺残、その後の妊娠について書いています。

産後74日目 現状維持と仕事復帰

f:id:yuyuyunana:20190314160302j:plainあれから3週間

 あっという間に3週間、次回の診察予約日まで経過した。
2週間住んだ新居よりも、狭くて古いマンスリーマンション暮らしのほうが長くなってしまった。
夫は平日はマンションに泊まり土日は新居に帰っているので、週末婚ならぬ平日婚状態。
(最初は心細い、と思ったのに徐々に慣れる)
住みはじめは外出も「もしいまこのタイミングで大出血してしまったらどうしよう」とビクビクしながらだったけど・・・。
これも、やはり人間慣れてしまうものだなと。
きちんと母子手帳の「お守りメモ」だけは持ち歩いている。

 

今日の診察で「完全には治っていなくても、引っ越し先に戻っても大丈夫な程度」になっているのが理想だった。
もしそこまでいかなくても、少しでも胎盤の大きさや血流が小さくなっていることを期待していた。

 

もしかして生理?

 診察の前日から少しずつ出血が始まった。
軽度ではあるけど生理痛のような鈍い下腹部痛もある。
「これは今度こそ生理が始まったのでは・・・!?」と期待せずにはいられない。
もし生理ではなかったとしても、大出血の前触れだったらと思うと怖いので・・・。
このタイミングで診てもらえるのは助かった。

 

田中医師には改めて、前回の診察のあと都内でマンスリーマンション暮らしをしていることを報告した。

 

血液検査の結果、今回のhCGは11。(392→105→57→33→11)
まだ0にはなっていないんだ・・・。
3週間後の次回の診察では一桁前半くらいかな・・・。

 

胎盤の大きさも血流も変化なし

 内診をしてもらう。
どうか小さくなっていてほしい、緊張の一瞬。
ところが・・・。

 

「胎盤の大きさも血流も、前回と比較してさほど変わらないです。横ばいですね。

良くもなっていないですが悪くもなっていない状態です。」

 

3週間かけてほぼ変化なしって・・・。
少しでも不妊治療再開にむけてに向けて前進してほしかった。
足踏み状態が辛い・・・。

 

「前日から少しずつ出血が始まったのですが、これは生理でしょうか?
単に胎盤ポリープからの出血でしょうか?」

 

「それが胎盤からの出血なのか、生理の出血なのかは区別はできません。
そしてそれがどちらなのかというのも、そこまで重要ではないんです。
胎盤の大きさや血流がなくなる、ということが大事なので」

 

なるほど・・・。
生理だったとしたらポロポロ組織が出てくるという話だから、次回の診察で大きさに変化があれば「あれは生理だったんだな」と判断する感じなのかな・・・?

 

「まだ血流もあるので、引っ越し先にも戻らないほうがいい思います。」とも返答をもらった。
現状維持だったことがわかり、収穫がなかった診察になってしまった。
悪くなっていなくてよかったと考えるべきなのかな・・・。

 

仕事復帰を決意

 改めてもうしばらく東京生活が続くことが確定した。
なんだか「ただ3週間経過しただけです」と言われた気分・・・。
こうしているあいだにも、他の人は仕事や子育て、出産にむけて週数が進んだり、同志なら一生懸命治療している。
そんななか、立ち止まっている生産性のない自分が許せなくなった。

 

そうだ、働こう。無理しない程度に。
出血するときはするらしく、安静にする必要もないらしい。
普段通りの生活でいいと聞いている。
これが引っ越し先だったら仕事探しから始まる。
けれど、都内にいるなら電話一本で仕事復帰することができるのだ。(日雇い派遣だったため)
それに荷物も最低限しかないマンションにいても本当にやることがない。
気もまぎれそうだし、いつまた働けなくなるかわからないなか、手持ちのお金が増えるのは安心にもつながる。

 

この診察の翌々日から、わたしは5ヶ月ぶりに仕事復帰した。
週2~3日くらいで、とりあえず引っ越し先に戻れるまでは働くことにした。