Bitter Life

30歳から始めた妊活、不妊治療の記録です。人工授精、体外受精、人工死産、胎盤遺残、その後の妊娠について書いています。

31w4d 妊婦健診【10回目】 里帰り先初診

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陣痛タクシー

里帰りしてすぐに登録したのが陣痛タクシー
実家の家族は運転免許のない祖母・母と、高齢のため畑まで程度しか運転させていない祖父。
(正直運転は苦手だけど)まともに運転できるのは自分のみ・・・。

里帰り先の病院までは車で30分はかかる距離になる。
陣痛がきてからや、急変時の移動手段が心配だった。

里帰り前から地元にも陣痛タクシーがあるのは調べていたので、ネットから登録。
陣痛タクシーの特徴としては

・事前登録のため迎車、送迎先の道案内は不要
・助産師の講習を受けたドライバーが送迎
・緊急時は料金は後払いも可
・破水に備え、防水シートを装備
・電話受付は24時間、365日対応
・事前登録料無料

が記載されていた。

 

再検討と夜間の不安

必要事項を入力し、登録を済ませる。
これで一安心・・・と思いきや、登録完了メールに
お迎えに小一時間かかる見込みです。
〇〇地区のタクシー会社のご利用も、併せてご検討よろしくお願いします。」

なんですと・・・!?

ちゃんと対応地区には当てはまってはいるものの、さすが田舎・・・!
改めて近場のタクシー会社を調べ、問い合わせをした。

口をそろえて言われたのが
「いまコロナの影響でタクシーの利用者も減っていて、夜は特に車が少なくなっている。
日中はとにかく夜間は約束できない。」


どこまでもついて回るコロナの余波・・・(;▽;)
とりあえずそれでも(夜間は特に)そのときのタイミングもあると思うので、
リストにして何社か母にもタクシー会社の電話番号を書いた紙を渡しておいた。
最悪親戚や、仲良くしてもらっているご近所さんにも頼るかもしれない。

 

里帰り後の初診

里帰り先の産院での初診の日。
去年父が倒れてドクターヘリで運ばれたのもこの病院である。
母も通院歴がありよく付き添っていたので、だいたいの雰囲気などはわかるものの、
わたしはこのたびが初診だった。

まずは地域連携室に寄り、紹介状の確認や診察券の作成。

その後外来受付窓口に行き、問診票の記入。
妊娠・出産歴を書く項目、たいてい流産や人工中絶の欄はあるのに人工死産はどうすればいいのかいつも迷う。
人工中絶ところに書いてしまうのが抵抗があって、欄外に自分で人工死産と書いているけど・・・。
(余談 困る質問も「お一人目の出産ですか?」)

その後は身長、血圧を測定して採尿へ。
採尿は転院前はトイレにえんぴつが置いてあって、カップに手書きで名前と生年月日を書いて提出だった。
こちらでは受付横の機械に診察券を通すと、シールが貼られたカップが出てくるようになっている。(ハイテク!)

 

気になる待ち時間

その後産婦人科の待ち合いへ移動。
総合病院だからもっと広いのかと思っていたけれど、
奥に産科の診察室ひとつ、手前に婦人科の診察室ふたつと横長でこじんまりとした印象。

事前に自宅で測ってくるように言われた体温を報告。
30分程度待機したあと、番号で呼ばれ診察室の中へ。
経腹エコーの準備をするように指示が出た。
お腹をまくり上げて、その上からバスタオルをかけてもらって横になる。
てっきり医師はすぐ来るのかと思いきや、そこからさらに待つこと15~20分・・・。


あとどれくらいかな?とか普段も準備した後にこのくらい待つものなのかな?とか考えてしまうものがあって、
そわそわしながら待つことになってしまった。
なんだかお腹も冷えてきた気がするし・・・。
スタッフの通りはあってもちゃんとカーテンで見えないようになっているものの・・・。
経腹だからまだいいけど、経膣待機状態でこの待ち時間だったら嫌だな・・・。

 

今回も顔は見えず

ようやく医師がやってきた。
マスクで目元しかわからないけど、若めの美人そうな女医さん。
子の大きさは1683g。
前の病院では口頭で言われるだけでだいたいの重さしか覚えられなかったけど、
こちらでは母子手帳に書いてもらえて嬉しい。

安定の今日も子の顔は見えず。
うつぶせ状態らしい。
いちおう3Dの画面にも切り替えてもらい、この病院でも3D4Dエコーが見れることが判明。
けれど週数的にもそろそろ見えづらいと言われるような時期なのでは。
つい「いつも顔が見えないんですよね・・・」と言ってみたら、
「また次回見てみましょう」とは慰めてもらう(笑)

 

えぐられる古傷

そのあとは移動して経膣エコーで頸管長も確認し、3cm台と特に早産の兆候もないようだった。

再び医師と面談。
これまでの経過を見たようで
「31週まできたので、前回みたいなことにはならないと思いますよ。
17週じゃちょっとね・・・。」
と言われ、内心
古傷えぐってくるやん(^ω^)と苦笑い状態なわたし。
なんだかこの医師はざっくばらんな印象に。
担当医制ではないのでまた診てもらうことがあるのかわからないけど、ズバズバ言うタイプに見えた^^;

 

涙の面談

待ち合いで再び待機。
今度は看護師さんとの面談。
1回目は聞き取りが主で、いまの生活状態や家族環境の状況なども聞かれた。

そこでも前回の妊娠のことを聞かれ、人工死産に至った経緯を話すことに。
絨毛膜下血腫、入院、退院からの破水して妊娠を諦める決断をしたと言ったところで・・・
泣いてしまった。
自分の中で区切りがついたことのつもりでも、人に新たに話すとなるとまだダメみたい。
「辛いことを聞いてしまってごめんね。でも必要なことだから。」とフォローも入った。

 

期待と不安と出産に向けて

一度退出し、また待機したあとは今度は違う看護師さんとの面談だった。
今度は必要書類などの書き方、入院準備リストや出産前後の話。
いよいよ具体的な話を聞けたことで、不安半分、高まるような気持ち半分に。

最後に採血室での採血と、先ほど説明された出産用テキストを購入するため売店へ。
会計までようやく終わった頃には、予約の時間からたっぷり4時間が経過。
さすがに疲れた・・・し、お腹もすいた。


予定日まであと約2ヵ月。
ここの病院でどんな出産を迎えるんだろう。
立ち合いや面会禁止でもしかしたら孤独に感じることもあるかもしれないけど・・・
どうか一人でさみしい入院生活でも、二人になって笑顔で退院する未来でありますように。