Bitter Life

30歳から始めた妊活、不妊治療の記録です。人工授精、体外受精、人工死産、胎盤遺残、その後の妊娠について書いています。

流産・死産・新生児死亡経験者のお話会

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先日「流産・死産・新生児死亡経験者のお話会」という会に参加してきました。
こちらの会のことを知ったきっかけは、死産直後に病院で渡されたパンフレット。
地域や団体別にいくつかサポートグループがあるようですが、HPを見て一番雰囲気がよかったところに決めました。

 

「このような方が参加していてこんなお話をした」という具体的なことを書くのはルールに触れてしまうので、参加してみての感想を簡単に書いています。

 

参加受付

HPからメールで参加したい旨を連絡。
その後、経緯などの簡単なプロフィールも送ります。
やりとりの中で、「もしなにか途中で違和感を感じてしまっても対応いたします」とおっしゃってくださり大変助かりました。(死別の理由は人それぞれのなか、人工死産だと遠慮してしまう・話しにくい、と感じる方もいるため。)
初参加で雰囲気もわからないところに行くのも勇気がいることなので、その場で対応してもらえると思うと安心につながりました。

 

参加費

初回参加は1000円(パンフレット、お茶、お菓子代)、2回目以降は500円。

 

当日の流れ

運営スタッフは同じ経験をされてその後スタッフになられた方や、助産師さん数名。
スタッフから自己紹介→参加者の自己紹介→少人数に振り分けたテーブルごとで自由にお話(2時間)→アンケートを記入して解散。

名前もハンドルネームや〇〇ちゃんママでの参加で大丈夫です。
スタッフも同席するので、沈黙時に話題を振ってくれたり、なにかひとつのことを話しているときに「ゆうなさんはどうでした?」と聞いたりしてくれます。

 

参加してみて・・・

あっという間の2時間でした。すごく優しい世界に触れてきた感じ。

 

わたし自身も吐き出させてもらって楽になった部分もあったし、他の参加者の痛みを知ることで、一人ではなかったような気持ちにもなれました。

 

普段の日常では「死産のことを聞いてほしいけど、なんて言ったらいいのかもわからない。話したところで気を遣わせたり、腫れ物みたいになるのでは?」というモヤモヤした感情を抱えることもあるんです。
ここではそんな自分を出してもいい、と認められた気がしました。

 

例えば親や友人に話すことで、寄り添ってもらうことはできるかもしれない。
けれど本当の意味で気持ちを共有するのは難しいと思います。
実際に経験したわけではない。
経験しないとわからない感情だから。

 

死産経験者のブログも読んだりもしましたが・・・
顔もわからない相手の文章を一方的に受け取ることと、実際に顏を見て話したり聞いたりできることは全然違いました。

 

おわりに

流産、死産、新生児死亡なんて経験しないほうがいいに決まってますが・・・。
予期せず経験してしまい、その後抱え込んでしまう場合、こういった会に参加することでなにか変わることもあるかもしれません。
わたしは有意義な時間を過ごすことができました。
今回わたし一人で参加しましたが、夫婦での参加も歓迎されているそうです。

 

こちらのグループは月1回定期で開催されていて、5月には人工死産を経験した方限定の会もあるようです。

来月も予定が合えば参加したいですし、5月の会はもっと行きたいです。