病院トイレで死産の胎児、清掃員が誤って流す
※死産のことに触れていますので、不安に思う・不快な方はご注意ください。
埼玉の病院トイレ内で死産した胎児を清掃員の方が誤って流してしまった、ということがあったようです。
記事を読んだときに、他人事とは思えませんでした。
4日前に心拍停止が確認されたようで、死産だけでも辛いだろうに・・・
ちゃんとしたお別れもできなかった、と思うと心が痛いです。
（こちらには載っていませんが、調べたら14週だったそう）
わたしも陣痛促進剤を入れてから、人によってはトイレに行った際にそこで出てしまうことがあるときちんと説明がありました。
そしてそれだけは避けたくて恐怖に思っていたのに・・・。
尿意が出てきたためトイレに行ったところ、用をたしたあとでボトボトっと大きなかたまりが出てきてしまい、かなり動揺してすぐ呼び出しボタンを押しました。
実際には出たのは血腫でしたが、事前に聞いていただけに胎児かと思った。
コメント欄を見たら、「わたしならすぐ拾う」「大事なら自分で拾えばいいのに」といった女性側にも落ち度があったかのような心無いコメントにはイライラしました。
それは結果論では。
ちゃんとスタッフ呼んで指示に従ってるのに。
(経験しないとわからない感覚もあるから仕方がない部分もあると思うけど・・・)
女性の身体の状態もどうだったかもわからないし、正直見るのにも勇気がいるんです。
わたしはきれいにしてもらった状態で対面しましたが、「その前の状態」はどんなふうだったかなんて想像もつかないですし・・・。
体験していない人はなんとでも言える、と心底思いました。
わたしでも拾いません。
（というか勘違いではあったけど実際に拾わずに、確認するのでというスタッフの指示に従った）
「名前を考え、写真や手形を残して埋葬するつもりだった」の一文に感情移入してしまい、もう泣きそうです。
バースデータもわからないだろうし・・・。
自己満足ではあるけど、身長体重をもとにメモリアルベアを作ったことで救われている部分もあります。
写真を残したことによってそれを見返して泣くこともあったけど、やっぱり時間が経つとどうしても顔もあいまいになってくるだろうし、残したかった。残してよかった。
遺骨だってそばに置いておきたい。
わたしの病院の分娩室は、分娩室内にちゃんとトイレがついていたのですが、もしかして中にはついていなくて共同のトイレだったのかな？
清掃員の方もわざとでないにしろ気に病んでいるだろうな・・・。
病院側もマニュアル改訂などの再発防止策を明らかにしているそうですが、今後はこんな輪をかけて悲しいことが起こってほしくない、と願うばかりです。
